手に痙性(けいせい)のある方が、iPadなどタッチペンの端末の操作中に、画面の違うところに当たってしまい、操作が難しい。
そんなお悩みを解消したので、こちらのグッズです。
サイズ(幅×奥行×高さ) | 13 × 121 mm |
重さ | 13 g |
色 | 白色、黄色、青色、ライトブルー、緑色、黒色、透明 |
脳性まひで手に痙性(けいせい)のある方が、iPadなどのタッチパネルの端末の操作中、他の部分に当たってしまって操作がしにくいので、何かいい方法はないかと相談を受けました。
指のサイズを測ったり、使いやすい太さを検証していきました。
握りやすくしたスティック状のホルダーを設計し、何度か試作を繰り返して完成しました。
右側の白いモデルが、一番最初の試作品。握りやすくするのに、「フシ」をふた山、つくっています。
次に、真ん中の赤いモデル。上の「フシ」を大きくして欲しい、というリクエスト。あと、上側を何もしないのがもったいない、ということで「星」をくっつけてみました。遊びココロプラス!ですね。
最終形が左側の黄色いモデル。かたちや「フシ」の大きさでOKが出て、結局「フシ」はひと山でいい、ということになりました。さらに、依頼者が「猫好き」ということで、星ではなくネコにして欲しいとなり、この「ネコホルダー」が完成しました。
あと、1か月ほど使っていただいた後、「握り続けると、手が痛くなるので、柔らかいゴムのようなものが巻けないか?」という相談がありました。
3Dプリンターの生成物だけですべての要件をクリアできるものでもなく、他の素材やパーツと組み合わせて、より使いやすいグッズをつくる。それがよりベターだと思いました。